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22歳(大学)までの学びと社会人の学びでは何が違うか?

2026.9.14

こんにちは、Shinです。

今回は22歳までの通常の学びと、社会人になってからの学びは何が違うかについて書きたいと思います。

自分は学生時代、勉強には苦労しました。なんのために学ぶのか、ということを割とずっと考えていました。そしてそれは社会人になってから少し改善したように思います。そのような経験から、何か今、学校での勉強に苦労している方へ、少し書いてみようと思った次第です。

⚫︎22歳まで(大学卒業まで)の学びと社会人になってからの学びでは何が違うのか?


22歳まで(大学卒業まで)の学びと社会人になってからの学びでは何が違うのでしょうか?
それは、学びの出発点やその目的、学び方など、いくつか違う点があります。

以下にその違いを述べます。

22歳までの学びというのは、社会に出るための準備や就職、資格試験のための学びがメインであることです。まず何を学ぶかが与えられている場合が多いです。例えば英語や数学、この資格をとりましょうというように、まず学ぶことが与えられています。

それに対して社会人の学びというのは、仕事をする中で、何か課題が出てきた時に、学ぶということが多いです。仕事上で、例えばExcelの使い方がわからないので、調べたり本を開いたりする、というようなことです。転職するためにプログラミングを学び始める、というようなことも課題が出てきた時に学ぶ、ということがいえます。

また、社会人の学びは、経験から学ぶことができます。
22歳までの学びだと、「この知識が将来何の役に立つのだろう?」となりやすいです。それに比べて、社会人では、例えばITについて学んだときに、以前仕事でこういうことがあったけどそれはこのことだったんだ、というように経験したことが学びに活かせるということがいえます。
また、以前読んだ本『なぜ勉強するのか?』鈴木光司(ソフトバンク新書、2006)に書かれていたのは、22歳までの学びというのは、社会人になるための基礎を身につけるという側面があるということです。例えば、数学で言うなら、数学を学ぶのは、数学の知識を身につける、ということはもちろんですが、それを通して論理的な思考力を育むと言うことが目的でもあるということです。同じように国語を学ぶのは、国語を通して読解力を身につけることが目的ということが言えます。各教科を通して、基礎的な論理的な思考力や読解力などを育むということが22歳までの学びには多分に含まれます。

このように22歳までの学びと社会人になってからの学びではいくつかの違いがありました。そして、私自身としては社会人になってからの学びというのがしっくりきます。それでは、なぜ社会人の学びがしっくりくるのでしょうか?

⚫︎なぜ社会人の学びがしっくりくるのか?


なぜ社会人の学びが22歳までの学びよりもしっくりくるのでしょうか?
その理由としては、主に二つあると思います。
まず一つ目は目的ありきの学習だから、ということです。「こういう理由だからこれを学ぶ」ということが明確であるから学びやすいということがいえます。

例えば、金槌の使い方を学ぶとするときに、ただ金槌の使い方を学ぶというだけだと、何のために学ぶんだろう?、金槌の使い方を学んで何になるのだろう?というような考えになってしまいがちです。しかし、「家を立てるため」にまず金槌の使い方から学んでいくということが目的としてあると、なぜ金槌の使い方を学ぶのかが明確になっていますので、そのことについて納得した上で学ぶことができます。

このように学ぶ目的がある程度明確になっていると学びやすいということがいえます。

また、社会人の学びがしっくりくる二つ目の理由が、社会人の学びは「経験主義教育」的な学びだから、ということです。
経験主義教育というのは、自身の経験から学びが出発しているものです。「生活綴り方教育」などのように自らの生活と教育・学習が関連していて、近いということがいえます。反対に、22歳までの学びというのが、「系統主義教育」的な学びということがいえます。こちらの学びは、学びを教科に分け、簡単なものから順々に学んでいくという学び方です。系統主義教育は生活と学習が離れてしまい、モチベーションがわきづらいという問題点もあります。

【用語解説】

経験主義教育とは?

経験主義教育とは、子どもの経験を学びの中心におく教育観です。生活や活動の中での体験から課題を見いだし、解決していく過程を重視します。「子どもの主体性」「問題解決的・体験的学習」を重視します。

系統主義教育とは?

系統主義教育とは、学問の体系に沿って知識や技能を順序立てて(やさしい内容から難しい内容へ)教える教育観を指します。系統主義は「教科内容の体系性」「知識・技能の積み上げ」を重視します。主に「経験主義的な教育」と対比して語られます。

このように、社会人の学びというのは、学ぶ目的が明確なことと、自身の仕事や生活の中で直面した課題や疑問から学習がスタートする「経験主義教育」的な学びが多いので、自然と学びが起こるということがいえます。

それでは、22歳までの学びに社会人の学びをプラスしていくにはどうしたら良いでしょうか?

⚫︎22歳までの学びに社会人の学びをプラスしていくにはどうしたら良いか?


22歳までの学びに社会人の学びをプラスしていくにはどうしたら良いのでしょうか?
一つ、私が提案したいのは、例えば、日々何か疑問に思ったことがあった時に、それを「問い」の形にしておく、という方法です。 普段生活している中で、ふと「これってなぜなんだろう?」と思うことがあると思います。それを、

「なぜ〇〇は〜なのか?」

というような問い(質問)のような形にして、メモしておきます。
それをchatGPTや本、インターネットなどで後で調べてみる、ということが良いのではないか、と思います。
こうすることで課題がはっきりするため、調べやすいということがいえます。現代では、インターネットやchatGPTなどで自身の経験から学ぶスタイルでも、学びを深めることが十分可能になりました。

また、社会人でも、仕事をしていて、以上のような「なぜ〇〇は〜なんだろう?」というような疑問が出てくることがよくあります。そのような疑問を「問い」の形にして、いろいろ調べたり学んだりすることを、22歳までの学びにも取り入れてみたら良いと思います。これは、「経験主義教育」を取り入れたものです。

最近はPBL(Project Based Learning)というような実際の地域課題を題材にするスタイルの学びや、自身の興味や問題意識を持っていることを出発点とした学びも増えてきています。また、経験主義教育的な学び、系統主義教育的な学びにもそれぞれよさと弱い点があるので、それらをバランスよく取り入れるということが重要ではないかと思います。例えば、経験主義教育というのは、日々の生活や自分の興味・関心から生じた疑問などを出発点としますが、例えば興味・関心のあることだけだと、知識に偏りや穴などが生じてしまうので、系統主義教育の学びのように知識を網羅的に学ぶということも必要になってきます。

記事は以上になります。
ここまでお読みくださりありがとうございました。

参考文献
鈴木光司(2006)『なぜ勉強するのか?』ソフトバンク新書