転職活動中のふとした疑問ー日本は人手不足なのに、なぜ私は何社受けても不採用なのか?ー
2026.8.15
こんにちは、Shinです。
今回は以前、転職活動をしている際に、ふとした疑問が浮かんだので、それを書くことにします。
それというのは、最近でもないけれども、日本は人手不足が深刻になってきている、ということをよく耳にすることがありました。少子高齢化だし、労働生産人口も減ってきています。そんな時に、転職活動をしていて、何社応募してもなかなか採用とはなりませんでした。もちろん自分の履歴書や経歴も人に誇れるようなものでは決してないけれど、この人手不足の世の中にあって、なぜなかなか就職が決まらないのだろう、とふと疑問に思いました。
なぜ何社応募してもなかなか採用とならないのか?
なぜ何社応募してもなかなか採用されないのでしょう?調べてみるとそれには理由がありました。
実は自分が転職活動をしていて、応募していた職種というのは、主に事務職でした。後々調べてみると、確かに日本は人手不足ではあるけれども、すべての職種に対してそう言えるのではない、ということでした。
例えば事務職の有効求人倍率は、2024年には約0.43倍でした(2024年ハローワーク職種別有効求人倍率より)。これは、一人の求職者に対して求人が0.43件、つまり求人1件に対して求職者が2人以上応募している計算になります。つまり事務職は、人余りなのです。ではどの職種が人手不足かというと、
⚫︎介護
⚫︎飲食
⚫︎製造
⚫︎建設
など
です。例えば、建設・採掘関係の職業では、有効求人倍率が約5.7倍です(前掲2024年ハローワーク職種別有効求人倍率より)。つまりこれは一人に対して5.7件の求人があるということです。 それではなぜ、事務職は人余りとなり、介護や飲食などでは人手不足なのでしょうか?
なぜ事務職は人余りなのか?
なぜ事務職は人余りなのか?これは想像してみると、イメージが湧きやすいのではないでしょうか。事務職は、主にデスクワークのため体力的にも介護や飲食などと比べて負担が軽いということがあります。また、土日休みが多いということや、昼間の仕事ということ、年齢を重ねても働きやすいという理由があります。また、基礎的なPCスキルは必要ですが、仕事内容によっては特定の資格や高度な専門技能がなくても働ける求人もあります。残業が少ないという理由もあります。
また、企業側(採用側)でも、事務職はIT化やAIを使用することにより、仕事を省力化できることもあり、近年は事務職の求人数自体少なくなっている、ということもいえます。
他方、介護や飲食などの職種では先にも述べた通り、立ち仕事も多く、体力的な負担が大きい場合もあります。 また、シフト制で、場合によっては夜間に働くということもあります。
そのような理由から、事務職は働きやすいため人気があり、この少子高齢化社会の中でも、応募が多くなっています。
さて、ここからは余談ですが、では人手不足の職種では、それをどう穴埋めしているのでしょうか?
人手不足の職種では、それをどう穴埋めしているのか?
それでは、先に挙げた人手不足の職種では、それをどう穴埋めしているのでしょうか?
その一つが、ベトナムやインドネシアからきている技能実習生や外国人労働者です。例えば、技能実習生はどういう職種についているかというと、先に挙げた介護、飲食、製造、建設職などで文字通り技能を学ぶために働いています。
技能実習生の主な実習先
⚫︎介護
⚫︎建設
⚫︎農業
⚫︎漁業
⚫︎食品製造
⚫︎飲食料品加工
⚫︎繊維・衣服
⚫︎機械・金属加工
など
つまり日本において、人手不足といわれていますが、そこには偏りがあり、事務職は人余りとなっています。それに対し、介護、飲食、製造、建設職などでは人手不足がおきているのです。そしてその穴埋めとして、ベトナムやインドネシアからの技能実習生や外国人労働者がその業種・職種で働いている、という構図になっています。(※なお、現在「技能実習制度」は廃止されることが決定し、2027年(令和9年)4月1日から新たに「育成就労制度」へ移行するとのことです。)
以上、私の転職活動時のふとした疑問を書いてみました。先に書いた「日本社会の構図(「職種間のミスマッチ」というらしいです。)」が良いとか悪いかということは、ここでは言及しませんが、なぜなかなか応募しても採用とならないのか、少し理解することができました。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
