これからの働き方について考えてみた
2026.8.2
こんにちは、Shinです。
今回は「これからの働き方について考えてみた」というテーマで書いてみました。
最近でもないんだけれども、「日本人は働きすぎ」とよくいわれます。そして以前に比べて諸外国と比較すると相対的に貧しくなってきている、とも巷ではよく聞きます。働けど働けど、なかなか懐(ふところ)が暖かくならない?それはなぜなのでしょう?chatGPTにも伺いながら考えてみました。
少々記事が長くなりますので、以下に概要を書きました。
【この記事の概要】
近年、「日本人は働きすぎ」とよくいわれます。そして以前に比べて諸外国と比較すると相対的に貧しくなってきている、とも巷ではよく聞きます。働けど働けど、なかなか懐(ふところ)が暖かくならない?それはなぜなのでしょう?
それは、日本が海外と比べて、相対的に貧しくなったことが一つの原因ではないかと考えました。貧しいというのは、付加価値の低い産業や付加価値の低い仕事をすることによって、結果的には長時間働くことや、人手をかけることでしかより価値を創出できなくなってきていることが原因です。
それでは、付加価値の高い産業や仕事を日本で生むためにはどうしたらよいでしょうか?付加価値の高い産業や仕事というのは、他企業に真似できない技術や世界中に販売できるなど、いくつかの特徴があります。また、異なる専門分野の掛け合わせによって、斬新なアイデアで利益を伸ばしている海外企業もあります。
私の今回の提案としまして、日本もそのような付加価値の高い産業や仕事を生むために、現在の労働時間をあえて短くし、その余った時間を学習に充てることによって、新たな知識を得、今とは異なった視点を持つということが必要になってくるのではないでしょうか?そのことによって、新たなアイデアを生むということです。また、既存の日本の良いところ、得意な分野や産業をAIやITでより効率化をしていくことで高付加価値な産業の育成や仕事ができるのではないかと思います。
———「概要」はここまで————
⚫︎日本はなぜ貧しくなったのか?
それでは、なぜ日本は貧しくなったのでしょうか。
まず、貧しくなったというのは、日本という国全体が貧困化したというよりも、他国と比較した時に相対的に地位が低くなった、ということです。貧しくなったと人々が感じるのは、すなわち豊かさを実感できなくなったということです。
では、貧しくなった理由はなんでしょうか?その理由を6つ挙げてみたいと思います。
まず、1つ目に円安によって日本の通貨の価値が下がったことにより、外国から入ってくる製品が高くなったと感じることがあるからです。また、海外旅行に行っても、海外で何かを食べるにしても、日本円を海外通貨にして支払うわけですから、割高に感じられます。また、日本は何か国内で製品を作るにしても、海外から多くの原材料を輸入し、それを加工して売り出す、という構造が多くなっています。そのため円安によって海外からの原材料費が高くなり、そのことによって製造コストが高くなることで、企業が製品を値上げし、それが物価高につながっています。
2つ目に海外の物価・エネルギーコスト自体が上がっているということがあります。先ほど円安によって海外から輸入するものの値段が上がっていると述べましたが、円安だけでなく、輸入するものの値段自体も上がっています。また石油などのエネルギー自体の価格も上がっているため、それらを海外から調達するコストが上昇しています。
3つ目に、日本国内の企業がバブル崩壊以降、人件費の抑制を続けてきました。そのことによって物価が上がらない時代には良かったのですが、近年の物価高で、生活が苦しく感じられることが増えました。
4つ目に、新興国などの他国が急速に経済成長したことによって、日本が他国に追い抜かれ、相対的に日本が貧しくなったということがいえます。
5つ目に少子高齢化によって、現役世代が減り、高齢者が増加することによって年金・医療・介護コストが上昇します。そのため日本の税金や社会保険料が高くなることによって、手取りが少なくなり、豊かさを実感できにくくなっています。これは国内の問題ですね。
6つ目に、日本企業の生産性向上の遅れがあります。日本には優れた技術が多くある一方、デジタル化の遅れや、人手に頼る業務によって生産性向上ができていない分野があります。海外ではAIやIT、ソフトウェア、プラットフォーム事業などで大きな利益を上げているのと比較して、生産性が低いことが、相対的に貧しくなっている原因になっています。
以上、6つの日本が貧しくなった理由を挙げました。しかし日本に比べ、欧米では、物価が高くなっているにもかかわらず、労働時間が少なくなっています。それはなぜでしょうか?
それは、欧米企業が日本に比べて付加価値の高い産業や仕事、サービスなどによって、同じ価値を創出するのを短時間でできるからです。日本はこれからも、今までのように働く時間は多いのに、世界に比べて貧しいままなのでしょうか?
⚫︎付加価値の高い仕事とはなにか?
それでは、日本に比べて、海外の付加価値の高い仕事というのは、どういうものなのでしょうか。
そもそも付加価値とは?
そもそも付加価値とは、「お客さんが高いお金を払ってでも欲しいと思う価値」です。
例えば、100円で仕入れたものを120円で売ると付加価値20円です。しかし100円で仕入れたものを1000円で売ると付加価値900円となります。また、同じ1時間働いても、1万円の価値しか生まない仕事と10万円の価値を生む仕事では、後者の方が高い給料を支払いやすくなります。
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とすると、「付加価値の高い仕事」というのは少ない人数や少ない時間でも、大きな利益を生み出せる産業ということがいえます。
そのような高付加価値な産業や仕事には、以下のような特徴があります。
・他社が簡単に真似できない技術や知識があること
・世界中に販売できること
・利益率が高いこと
・人件費よりも知的財産(技術・ブランド・ソフトウェア)が価値を生むこと
というようなものがより付加価値が高いということがいえます。
具体的に述べますと、
・ソフトウェア・AI産業
・半導体産業
・医薬品・バイオ産業
・コンテンツ産業
のような産業です。
例えば、ソフトウェア・AI産業では、一度ソフトウェアを開発すると、100人が利用するにしても1万人が利用するとしても、ましてや1億人が利用する場合でも追加コストは比較的小さく済みます。そのため、一人のエンジニアが生み出す価値が非常に大きくなります。
半導体産業も他社が簡単に参入できないような技術が必要で、現在スマートフォンなどで世界中から多くの需要があります。
医薬品・バイオ産業は、新薬は開発に時間も費用もかかりますが、一度成功すると世界中で販売できます。
コンテンツ産業は、映画やゲーム、アニメなど付加価値が高い分野です。一つの作品やキャラクターから、ゲームや映画、グッズ、テーマパークなど幅広く収益を生み出せます。
日本でも、コンテンツ産業は、得意分野ですね。
それでは、これから日本は付加価値の高い産業を育んでいくことや付加価値の高い仕事をするためにどうしたら良いでしょうか?
⚫︎これから付加価値の高い仕事をするためにどうしていったらよいか?
高付加価値の仕事をすることによって、働く時間を少なくすることができると述べてきましたが、それでは、実際に付加価値の高い仕事をするためにはどうしたらよいでしょうか?
ここで、自分が提案したいのは、日本はこれから、仕事時間をあえて抑制したらよいのではないか?ということと自分のよさをあらためて考えてみるということの2つです。
もちろん、ただ仕事時間を抑制するのではなく、その分を学習・勉強に回したらどうだろう、ということを考えました。
つまり、どういうことかというと仕事だけに時間をかけるのではなく、勉強や学習にもバランスよく時間を配分してはどうか、ということです。それは、学ぶことによって、新たな知識や視点が得られ、それによって今までの私たちの仕事にプラスすることによって、付加価値を高めよう、ということです。
今の時代は、学校を卒業した後も継続的に学び続けることが大事だとよく言われます。
例えば、リカレント教育やリスキリングなど、新しい知識を学ぶことによって仕事にもプラスになるということも、広まってきています。
リカレント教育とは?
それでは、リカレント教育とはなんでしょうか?
リカレント教育(Recurrent Education)とは、学校を卒業した後も、人生を通して必要なタイミングで学び直しを行い、仕事と学習を繰り返す考え方です。もともとは1960年代後半に、OECD(経済協力開発機構)が提唱した考え方です。従来は、
・学校で学ぶ
・就職する
・定年まで働く
という流れが一般的でした。
一方、リカレント教育では、
・学校で学ぶ
・働く
・必要に応じて大学や研修で学び直す
・また働く
・必要になれば再び学ぶ
というように、「学ぶ」と「働く」を何度も繰り返すものです。
リスキリングとは?
対してリスキリングとはなんでしょうか?
リスキリング(Reskilling)は、新しい仕事や新しい業務を行うために、新たな知識やスキルを身につけることです。「学び直し」と訳されることもありますが、単に勉強し直すのではなく、仕事で新たな役割を担うためのスキル習得という意味合いが強いです。
リカレント教育は「生涯にわたる学び」の考え方に対して、リスキリングは「仕事の変化に対応するためのスキル習得」という、より実践的な取り組みということがいえます。
以上がリカレント教育とリスキリングについての用語解説でした。
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このように近年では、一度仕事に就いた後も必要に応じて学ぶことがで、付加価値の高い仕事をするために重要になってくると思います。
話は逸れますが、古代ギリシアでも労働から解放された自由人は自身の所属する共同体を少しでもよくするため、空いた時間を教養を高めるために勉強をしたのだと聞いたことがあります。私たちも日本全体というと規模が大きくなってしまうかもしれませんが、自身の所属する共同体やコミュニティのために何か学ぶことによって貢献できるのではないかと思います。
⚫︎学ぶことで新しいアイデアを生み出そう
昨今は、AIがホワイトカラーの仕事を代替し始めています。そのため人間側も、スキルを学び、専門性を高める必要があるのではないでしょうか。
例えば、AIがプログラミングしてくれる時代になっても、できるならばプログラミングを学ぶことは必要なのではないかと思います。それは計算機が出て来た時に、計算の仕方は知っていなければ計算機をうまく使いこなせないのと同じです。またプログラミングだけでなく文系の知識なども必要なのではないでしょうか。例えば「Amazon」はITの知識だけでなく物流や経営・マーケティングなどの知識もなければ生まれなかったと思います。
現代は掛け算の時代です。最近の大きなイノベーションを見ると、多くは一つの専門知識だけではなく、複数の分野を組み合わせています。例えば、サービスと掛け合わせた分野を以下に示します。
Amazon = プログラミング × 物流 × 経営 × マーケティング × AI
Uber = プログラミング × 地図 × GPS × 決済 × 交通 × AI
Airbnb = プログラミング × 観光 × 写真 × 信頼システム × 決済
Netflix = 映像 × プログラミング × AI × 通信 × コンテンツ制作
Spotify = 音楽 × AI × データ分析 × 著作権 × クラウド
Tesla = 自動車工学 × AI × ソフトウェア × 電池 × エネルギー
Nintendo = ゲーム × デザイン × 心理学 × ハードウェア × ソフトウェア
Duolingo = 教育 × 心理学 × AI × ゲームデザイン
Canva = デザイン × プログラミング × UI/UX × クラウド
また、複数の分野を掛け合わせるという例は下記のようなものもあります。
医療 × AI
例えば画像診断では、医学・AI・コンピュータビジョン・統計学が組み合わさっています。
教育 × AI
最近では、教育学・心理学・AI・データ分析を組み合わせて、一人ひとりに最適な学習内容を提示するシステムが増えています。
農業 × IoT
農業・センサー・AI・ドローン・気象データを組み合わせたスマート農業が広がっています。
金融 × IT(FinTech)
金融・プログラミング・セキュリティ・AIを組み合わせたオンライン決済や資産運用サービスなどです。
このように、「〇〇 × ⚫︎⚫︎」という掛け合わせから新しい価値が生まれることが多くなっています。
文系の知識やプログラミングの知識など、一つの専門知識だけでなく、複数の分野の知識が合わさることによってアイデアが湧くのではないかと思います。
また、Googleの20%ルールというものを以前聞いたことがあります。20%の業務時間を業務とは直接関係のないことに使うことができる、というものです。その狙いは、20%の時間をそのように自由に使うことによって、結果的に革新的なアイデアが生まれるという可能性がある、ということです。それ以外にも、社員の自主性を高めることや、優秀な人材を集めるためという理由もあります。これを参考に、仕事とは別のことを学ぶことによって、違った視野が得られ、結果的によいアイデアが生まれる、ということを狙ってみてはどうでしょうか?
⚫︎「よさ」を伸ばそう
あらためて、日本は働く時間を縮小しても今までと同じ価値を創出するにはどうしたらよいでしょうか?欧米では日本に比べて働く時間が短いのは、付加価値の高い産業や仕事、サービスなどを行っているからだということは前述しました。そのために学び直しをして今より付加価値の高いサービスを提供できるようにすることが必要なのではないかとも述べました。
そのためには、AIやITによって業務効率化をし、より既存のサービスを洗練していく、もしくは全く新しいものを創って行けばよいのではないでしょうか?
話は逸れますが、明治に文明開花をして、欧米から新しい文化やもの、考え方や知識などが日本に入ってきた時に、今まであった日本の伝統やしきたりというものが廃れていったということがありましたが、現代でもその時の教訓は活かせるのではないかと思います。今まで培ってきた日本の良さや得意な産業をさらにAIやITによって洗練していくことができたら、より付加価値が高まるのではないかと思います。
欧米のモデルをそのまま日本に適応させるのではなく、今ある日本の良いところや得意な分野・産業にさらに付加価値をプラスするために、学んでみたら良いのではないでしょうか?
そのために、我々のよさ(例えば自身の所属する会社の良さということでも良い)というものをあらためて考えてみる、見直してみることと仕事と学びを両立し、新しい知識を得ていくことが、必要なのではないかと思った次第です。
以上です。お読みくださりありがとうございました。
