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すぐできる環境を作ろう!

こんにちは、Shinです。

今回は、「すぐできる環境を作ろう!」というテーマで、記事を書いてみました。

それは以前、本を読んでいた時に少し気がついたことがあったからです。

以前読ませていただいた伊藤穰一さんの著書『ひらめきを生む技術』(角川UPEB選書)の中で、映画監督のJJエイブラムさんがおっしゃっていたことに、

 

「アイデアが思いついたら、すぐそれを形にできる環境が大事である」

 

ということが書かれていたのですが、それというのはアイデアに限らず、より広い部分に当てはまるのではないか、とふと思いました。

例えば教育・学習の分野に関しても、学びたいと思った時に、すぐ学べる環境というのはとても大事だと思います。そのためにICTなどを積極的に使うべきではないか、と思います。学びたいと思ったらすぐWeb上からいつでも学びへアクセスできる環境が大事なのではないでしょうか。もちろんWebでなくても、本などでもかまいません。

少し前、コロナ禍の時は、独学をする方が増えましたが、それは独学というのが、やろうと思った時にすぐ始められるから、多くの人が始めたわけです。

 

そのような「環境づくり」は何においても大事なのではないかと思います。

 

例えばAmazonなんかもそれまでは通販というと、頼む時にいろいろ煩雑な作業があり、買うことを躊躇したかもしれないところを、より簡素化してスムーズに購入ができるからこそ、ここまで多くの人に利用されるようになった、ということもあるでしょう。

そもそもインターネットというものが、どこにいてもすぐにアクセスができる、というアクセスに関する一大イノベーションでした。

 

また、SNS(ソーシャルメディア)についても同じことが言えます。何かをインターネットで発信しようとするとなると、ウェブサイトを作るなど、ある程度の専門知識が必要です。その専門知識の部分を企業の方が担い、知識がなくてもウェブ上でブログなどを作成することができるようになったおかげで、これだけ多くの人が利用するようになりました。(それが付加価値といえばその通りです。)

 

カップラーメンもそうですよね。ラーメンが美味しいということは基本ですが、それに加えて、スーパーやコンビニで手軽に買えて、調理方法もお湯を加えて3分待つというシンプルなものだからこそ、これだけヒットしたわけです。

 

他にも例えば、スーパーで商品を売ろうと思った場合、どんな商品が売れるかというと、美味しいということは基本なのですが、買った後、包丁やまな板を使わずに温めるだけ、もしくは焼くだけで食べられる商品がよく売れます。(包丁やまな板を使うと、手間が一つかかってしまうので。)

このように、専門知識がいらないことや、手間がかからないということが一つ、アクセスのしやすさ」やひいては「付加価値」となるのではないでしょうか?

 

話は変わりますが、昨今はグローバル化のために、海外に日本の良さをアピールしていかなければなりません。日本の良さの一つに「便利」「快適」そして「安全」というものがあります。それはつまり先ほど言ったような「手軽にすぐできる」「アクセスがしやすい」、といったようなことも含まれると思います。そして、そのことを一つの売りにしたらよいのではないかと思います。

これも一つ、「おもてなし」ですね!

幸い日本の製品はとても長持ちする、またクオリティーが高い、ということをよく耳にします。日本が提供するサービスの質自体はとても高いのではないでしょうか。

質の高い製品やサービスがあるのですから、そこにアクセスの良さが加われば、世界中に日本の良さを届けられるのではないかと思います。

 

これまた話は変わるのですが、これは私個人の意見なのですが、大学入試に目を向けてみると、何かを学びたいと思った時に、大学入試というのは、それを突破するために労力が割かれて、すぐに学び始められない、という欠点があると思います。例えば哲学を学びたいと思ったら大学入試をまず突破するための勉強をしなければなりません。もちろん学ぶための基礎を習得するということはプラスなのですが、学ぼうと思ったらすぐ学び始められること、というアクセスの面から言うとマイナスです。

とにかく、何かをしたいと思ったらすぐできる環境アクセスのしやすさ、というのをもう一度考えてみることも何か新しい発見があるのでは、と思います。

以上です。